海外デジタルマーケティング:どこから始める?

アメリカで事業をはじめる、アメリカに進出する、あるいはすでに経営しているが業績をもっと伸ばしたい、これらは本当にとても難しいことです。

 

 

言語の壁を始め、異なる習慣や文化によるニーズの違いやアプローチの仕方の違い、その上競争率の激しいアメリカで、アメリカ人と同じ土俵でビジネスをするというのですから、それは簡単なことではありません。

 

例えば実際の経験で、過去の事例で、ニュースレターを週に一度、数ヶ月送り、統計をとってみたところ、アメリカでは開封率がほぼ40%、しかしオーストラリアでは平均32%となりました。(ちなみにイギリスはさらに下回る29%)

 

全て英語を話す国で、同じコンテンツを送っているのになぜそこまで差が大きいのでしょうか?

 

これはやはり文化の違いによるものです。

 

気候も、地形も、歴史も、人口も、人それぞれも、ユーモアも生活も違ければ、「心に訴えかけられる」ようなメッセージのテイストも違ってくる、ということです。

きっと多くの人が「アメリカで成功するにはどうしたらいいのか」

「文化の違いをどうしたら突破できるか」「何から始めて良いのか分からない」「なんとなく海外で代理店を通してマーケティングをやっているが実際どうなのだろう?」という「不明確性」に不安を抱えている事だと思います。

 

高い山を登る時、何か難しいことに挑む時、必ず必要なことは「戦略」があることです。戦略とは、どうやって目標に辿り着き勝利できるか、それを明確にすることです。

 

このマーケティング戦略セッションは、それを明確にするために行います。現在の状況を詳しく理解し、今後どんな目標を現実的に叶えていくのか、という「ロードマップ」の作成をしていきます。

 

現在の市場調査をした上で、ターゲットマーケットを具体的に決定し、アメリカでどうやって成功していくかという戦略をお届けします。

マーケティング戦略の仕組み

「売る」ということを目的にした時に、お客さんがどのようにして「購入」という決断に至るかという「お客さんになるまでの旅路(Customer Journey)」を見てみましょう。

 

この思考回路の旅路を一瞬で通過するお客さんもいれば、1ヶ月、何年もかかる場合もあります。

マーケティングは、「(1回だけとりあえず)買ってもらう」だけではなく「お客さんと長い付き合いをしていく」というのが真の目的です。

 

友達や家族、どんな人間関係とも同じく「関係を温めていきながら長い付き合いをして行く」というのがマーケティングです。

1回会っただけなのに昔からの友人であるかの様な存在や、少しずつ知る上で仲良くなる友達がいるように、「実る時期」というのは人(お客さん)それぞれのニーズや時期によって違います。

 

マーケティングをする上では「早く買ってもらう」というよりは、「長い付き合いが出来る相手をどうやって永続的に惹きつけていくか」に重点をおいて、弊社はマーケティングをして行きたいという考えです。

ステージ1:知ってもらわなければ始まらない

 

「ヨガマット」を例としてみましょう。

人々の最初の考えは「ヨガをしたいから、マットが必要」というところです。

そこからどんなヨガマットをオンラインで買えるかな?

もしくは、どこかのお店でヨガマットを売っていないか見てこようかな?

などの好奇心をもとに最初の行動がスタートします。

 

ここで、あなたはヨガマットを販売する業者側だとして考えてみてください。

 

店頭の一番目立つところに自分の商品を陳列できるか、もしくはGoogleで検索したときに自分の商品がトップに出てくるのか、これが最も重要になりますよね。

 

この様に、どうにかして自分の商品の存在を知ってもらう、というのがステージ1となります。

ちなみにここが最も難しい部分です。

ステージ2:考慮

 

すでに自分の商品、ブランドの名前が出来上がっていたとして、その商品にどのような特徴があり、魅力は何なのか、値段はどれくらいなのかそのような詳細を考慮するのがステージ2です。

 

ここで一つマーケティングとして覚えておかなければいけないのは、「顧客のニーズは何なのか?なぜヨガマットが欲しいのか?」ということです。

趣味として始めたいから、ダイエットしたいから、以前に使用していたマットが壊れたから、ヨガに慣れてきたのでもっと高品質のものを買いたい、など様々な目的があると思います。

 

目的、つまり顧客のニーズに答えられるようなメッセージをコピーライティングで書いたり、あらゆるコミュニケーション手段を使って、商品について学んでもらいながら好奇心を抱かせ、結果その商品を好きになってもらう、という為の施策を打つのがこのステージです。

 

ステージ3:買う

 

このステージでは、すでに商品、ブランドを知って好きになってもらい、購入してもらうというステージです。

ここまで来たらスムーズに購入してもらえる様にしなければなりません。

 

ステージ4:忠誠(リピーター)

 

ここはとても重要です。

実際に商品を気に入って購入してくださった方が、リピーターになってくれるにはどうすれば良いのか?

やはり市場が幾ら大きくても、その1商品については限られたターゲット、見込み客です。

例えばヨガマットでも、メインターゲットは大人の女性です。

小学生の男の子がターゲットとはならないのです。

つまり、その大人の女性たちがリピーターにならなければ会社としては厳しいわけです。

 

更に、新規顧客を集めるのはリピーターを集める5倍の労力が必要だと言われています。

こういう部分で考えても、どうやって一度買ってくださったという状態からリピーターにしていくか、というのは重要な課題と言えます。

 

Loyalty(リピーターになってくれること)を重視したマーケティングを行なっていくことは長期的な目線でとても重要になってきます。

ステージ5:拡散

 

「他の人にもおすすめしたくなるくらいこの商品が好き!」

という様なファンを作る事が出来れば、マーケティングの仕事量は愕然に減ります。

なんせユーザーが自らSNS等で情報発信してくれるわけですから。

ここまで来たら拡散のスピードも拡張性も一気に増して行きます。

 

この「商品を購入する」するという旅路の中の各ステージに合ったマーケティング方法、メッセージングを明確に示し、その手法を用いながら、

更にそれを改善しながら進めて行くのがマーケティングの基本戦略です。

それを話し合いをしながら一緒に作って行きましょう!

 


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